社長メッセージ

代表取締役社長 上田隆之

株主の皆さまには、平素より私どもINPEXグループの事業活動についてご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

現在、世界のエネルギーを取り巻く環境は大きく変化しています。地政学的リスクの高まりやAI・データセンターの普及による電力需要の増加などを背景に、エネルギー安定供給の重要性はこれまで以上に高まっています。このような状況の中、安全を最優先にエネルギーの安定供給を担い、同時に低炭素化への取り組みを進めることが、当社の果たすべき重要な使命であると認識しています。

こうした認識のもと、当社は既存事業の着実な成長と次世代エネルギーへの挑戦の両輪で、中長期的な企業価値の向上に取り組んでいます。

2026年度上期においては、主要プロジェクトであるイクシスLNGプロジェクトが引き続き安定した生産を維持し、当社の収益基盤を支えました。また、インドネシアで開発を進めるアバディLNGプロジェクトでは、LNG販売に向けた基本合意を締結するなど、最終投資決定に向けた大きな一歩を踏み出しました。本プロジェクトは、イクシスに続き将来の成長を牽引する次なる柱として期待されており、アジアを中心とした堅調なエネルギー需要を見据えながら、着実に開発準備を進めて参ります。

一方で、将来のエネルギー社会を見据えた取り組みも着実に進めています。新潟県柏崎市におけるブルー水素・アンモニア製造・利用の実証や、長岡市でのメタネーション実証など、次世代エネルギーの実現に向けた挑戦にも力を注いでいます。これらは、当社が長年培ってきた技術や知見を活かしながら、持続可能なエネルギー社会の実現と将来の収益機会の創出の両立を目指す取り組みです。

また、株主還元については、2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画で、「総還元性向50%以上」と「累進配当」を株主還元方針として掲げています。今後も財務規律を維持しながら、将来の成長に向けた投資を着実に実行し、株主の皆さまのご期待に沿う形で安定的かつ継続的な株主還元に努めて参ります。

今後も、目まぐるしく変化する事業環境に柔軟に対応しながら、持続的な企業価値の向上を実現して参ります。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。